INTERVIEWインタビュー

挑もう、自分に。可能性広がるパラスポーツ

特別編

本田 亮也さん[陸上競技]

陣内 敦子さん[ボッチャ]

「スポーツをやってみたい。けれど、自分には障がいがあるからできない。」
そのような気持ちを持っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、家族と共にスポーツに挑戦する二人の選手を紹介します。

スポーツが広げてくれた自分の可能性

画像左:本田俊一さん(父・コーチ) 画像右:本田亮也選手(知的障がい)

画像左:本田俊一さん(父・コーチ) 画像右:本田亮也選手(知的障がい)

本田亮也さんは父の俊一さんをコーチとし、陸上競技の短距離走と立ち幅跳びの選手として活躍しています。
障がいの影響で思うように言葉を発することが難しく、自分から行動することが苦手だった時期もあったそうですが、スポーツを通じて変わったものがあるそうです。

Q1. 陸上競技を始めたきっかけや魅力を教えてください。

本田選手

陸上を始めたきっかけは、父さんが陸上をしていて僕もしてみたいと思ったからです。また、魅力はいろいろな種目がありチャレンジできるところです。

Q2. 陸上競技は本田選手に、どのような効果があると思いますか?

父・俊一さん

言葉がちょっと詰まるので、自分から話しかけていくということが今まで少なかったです。陸上教室に来ると同じ障がいを持っている子、違う障がいを持っている子、いろいろな方がいてみんな頑張っている、楽しそうに話しているというところを目の当たりにして、亮也自身も積極性が出てきたと感じています。自分の思いをどんどんどんどん溢れてくるように、家でも話すようになってきました。

Q3. コーチ・選手という関係として、お互いはどのような存在ですか?

本田選手

コーチをする父さんは、家では優しく、コーチのときは厳しくしてくれています。僕も、僕の父さんでありコーチでもあるので、グラウンドと外で見極めるようにしています。

父・俊一さん

日常生活では変わらないのですが、練習会のときやグラウンドに入ったとき、競技場の中に入ったときは父親ではなく、コーチとして他の選手たちと同等に見ています。自分の子供としてではなくて一選手として。

Q4. 陸上競技を始めて変わったことはありますか?

本田選手

学生の時はなかなか自分から話しかけることができず、話すことを避けていました。働き始めてからこのままではダメだと感じ、積極的であろうと思い、少しずつ自分から話せるようになってきました。

父・俊一さん

亮也の場合は愕然と変わりました。亮也自身の世界観として、今まではひとりぼっちというところがありました。 しかし、いろいろな方がいてみんな頑張っている、楽しそうに話しているという所を見て、自分もその輪の中に入っていきたいということが出てきました。今までだったら、「僕はちょっと」という感じに下がっていたんですけど、少しずつですが自分から話しかける姿を見るようになりました。

Q5. 障がいがあるけどスポーツを始めたいと思っている方の、家族(サポーター)に対してどのようなメッセージを送りたいですか?

父・俊一さん

「この子はできない」とか決めつけないで、とりあえず一回やらせてみてほしいです。上手くできそうという気持ちが少しでもあれば、どんどんいろいろなことに参加してもらって、ぜひ伸ばしていってもらいたいと思います。最初からイベントなどを体験する必要はなく、まずは観に来る、観てもらうということが一番いいんじゃないかと感じています。一人ひとりやりたいという気持ちが少しずつ芽生えてきたときに、「おいでおいで、皆でこのスポーツ楽しくやろう」と広げていきたいです。スポーツは楽しむことが一番だと思います。

Q6. 最後にこれからスポーツを始めようと思う方に、メッセージをお願いします。

本田選手

いろんな種目にチャレンジできるので、「一緒に頑張りましょう」と伝えたいです。

画像左:陣内敦子選手(身体障がい) 画像右:陣内英子さん(妹・ランプオペレーター)

画像左:陣内敦子選手(身体障がい) 画像右:陣内英子さん(妹・ランプオペレーター)

陣内敦子さんは生まれつき障がいがあり、長年自分にはスポーツは無理だろうと考えていたそうです。
しかし、ボッチャという競技に出会い、スポーツへの道が開きました。ボッチャはジャックボールと呼ばれる白い目標球に、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競うスポーツで、障がいの程度によってはランプと呼ばれる投球補助具を使います。陣内選手は妹の英子さんがランプオペレーターとして、ランプを操作し、姉妹でボッチャに挑んでいます。

Q1. ボッチャを始めたきっかけはなんですか?

陣内選手

私自身スポーツができるなんて考えたこともなかったのですが、パラリンピックでボッチャという競技を知り、自分と同じ障がいのある選手が活躍している姿を見て、私もやってみたいと思いました。

Q2. パラリンピックでボッチャを見ているだけでなく、自分にもできるのではないかと感覚が変わった瞬間はありますか?

陣内選手

パラリンピックでも、スポーツは障がいが軽い人がするものだと思っていました。しかし、ボッチャに出られている選手は脳性麻痺のある方達で、私と同じで重度の障がいのある方が出られる競技があるのだと、すごい衝撃を受けました。そして、カーリングのような頭脳戦でもあったので、もしかしたら自分にもできるのかなと思いました。

妹・英子さん

私も姉と一緒で、ボッチャはパラリンピックのときにテレビでしか見たことがありませんでした。実際見学会に行き、競技を体験して簡単だけど奥が深くて面白いなと感じ、姉と一緒に始めようと思ったことがきっかけです。

Q3. 妹さんはボッチャでは、どのような役割をしていますか?

妹・英子さん

私はランプオペレーターという役割ですが、姉は自身でボールを投球できないので、ランプというボールを転がす滑り台のような道具を使います。これを姉が指示する通りに、試合の中で長さや向きを調整する役目です。制限時間の中でいかに的確にランプをセットできるのかが重要だと思っています。

Q4. 普段のお姉さんとは違う、ボッチャの中での一面や以前と変わったところはありますか?

妹・英子さん

今までスポーツをやっている姉の姿を見たことがなかったので、そういうアスリートの顔というものは、ボッチャに出会って見ることができています。普段はすごく穏やかで怒ったりとかもせず、自分の自己主張というものは抑えていると思うのですが、ボッチャを始めてからは私に指示を出すという役割なので、ランプの位置であったり、ボールをどれを使うなどは姉が主導で私に指示を出します。ただ、試合の戦術やどう進めたらいいというのは一緒に考えているのですが、試合になると基本的には姉が主導で指示を出すという形をとっています。真剣に的確に、ときには厳しくという新たな一面を見せてくれています。前とは違い毎日イキイキしているなと感じますし、日頃からボッチャに関して姉妹でたくさん話すことが増えて、目標もでき、すごく毎日楽しく過ごしているなと思っています。

Q5. これからの二人の目標は何ですか?

陣内選手

来年のSAGA2024全障スポにもぜひ出場したいです。また、その他のいろいろな大会にもっと出場したいなという気持ちでいます。今まではそのような大きい目標とかはなかったのですが、ボッチャを始めて大きな日本選手権とかにも出たいという気持ちを持つことができて、これからもっともっと練習をしたいなと思っています。

妹・英子さん

SAGA2024では、ランプオペレーターにもメダルがもらえるということを聞きました。それは、「選手」として認めてもらえているということで、私だけではなく、ランプオペレーターの皆さんにとってもすごく意義のあることだと思います。それをもらえることを目標に、さらに練習に力が入ると思いますし、メダルを獲るために一緒に頑張っていきたいなと思います。

Q6. 最後にスポーツを始めて良かったことやこれからスポーツを始めようという方に、メッセージをお願いします。

陣内選手

スポーツをしたことがなかったので、対戦相手と戦うということが今までありませんでした。対戦相手がいるというのはボッチャを始めて新鮮に感じ、その戦うドキドキや緊張、勝ったときの嬉しさや負けたときの悔しさなどいろいろな気持ちを味わえて良かったなと思っています。やりたいなと思う気持ちを、自分の中で留めてしまうとその先には進めないので、いろいろな形で伝えていってほしいなと思います。やれるかどうかは色々体験してみて、いろいろなやり方であったり、いろいろな手段があると思うので、まずはやってみてほしいです。また、スポーツに興味はあるけど、障がいがあるからと諦めている方にもいろいろなパラスポーツがありますので、ぜひ体験をして欲しいなと思います。そして、スポーツができる喜びを一緒に感じられたら嬉しいです。

最初は戸惑いながらも、「やってみたい!」という気持ちを大切に、新しい環境に向かって進んだ二人。
そこには、それをそばで支えてくれる人がいて、そしてまた新しい目標に向かってともに挑んでいく。
スポーツのチカラで確かに何かが変わった。この感覚は、前に進んだからこそ得られたものではないでしょうか。
たくさんの仲間が、いろんなスポーツに取り組んでいます。
「まずは挑戦!スポーツで可能性の道をひらく!」を合言葉に、あなたも一歩踏み出してみませんか?

試合ができることの喜びを胸に、
目指すはSAGA2024全障スポ優勝!

小渕穂乃花さん

小渕 穂乃花さん

[バスケットボール]

小学生の時、友達から誘われたのをきっかけにバスケットボールを始めたという穂乃花さん。小学校・中学校では、バスケットボール部に所属し、競技の基礎はもちろん、礼儀などもしっかり指導を受けたそうです。中学生の時に、先生からの案内でSAGA2024に向けた知的障がいのある方たちのバスケットボールの練習会があることを知り、参加しました。

「まだチーム立ち上げの時で、女子は私1人だけでしたけど、“バスケットをやりたい!”という気持ちが強くて、申し込みました」と穂乃花さん。

バスケットボールをしている様子1

選手がなかなか揃わず、試合に出るまでにかなり時間がかかったという女子チーム。その頃は、“早く試合に出たい!”という一心で練習を頑張っていたといいます。ようやく人数が揃ってきた頃、今度は新型コロナウイルスの影響で試合が開催されない状況が続きました。

「がっかりした部分もありましたが、出られるようになった時のために練習を頑張りました」と当時を振り返ります。昨年度の全国障害者スポーツ大会九州ブロック予選会を皮切りに、交流試合や県外遠征などを重ね、ひたむきな練習の甲斐もあり、今年6月に開催された全国障害者スポーツ大会九州ブロック予選会では、2位に輝く快挙を成し遂げました。

「本当に嬉しくて、“やった!!”という感じでした。でも、フォーメーションなどはまだ理想に近づけていないところもあるので、そこは練習していきたいです。2位だった悔しさを忘れずに、足りないと思ったところを練習していきたいです。個人的には3ポイントシュートを決められるように練習を重ねて、思いっきり楽しめるような試合をしたいと思います」とこれからの目標も教えてくれました。

「リング下でシュートを入れるところが楽しいです」と、笑顔でバスケットボールの魅力を語る穂乃花さん。現在は、月4回行われる全体練習にプラスして、月に2回は地元で行われている練習にも自主的に参加しているそうです。仕事とバスケットボールの両立は大変そうですが、バスケットボールは生活の一部で、とてもいい気分転換になっているそうです。

バスケットボールチーム(女子)のキャプテンで、SAGA2024全障スポのピクトグラムのモデルにもなっている穂乃花さん。「SAGA2024全障スポでは、自分の力を出し切って、皆で一緒に優勝を勝ち取りたい!」と意気込みを語ってくれました。

バスケットボールをしている様子2

バスケットボールをしている様子3

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

バスケットボールは楽しいスポーツです。女子チームはまだ人数が少ないので、一緒に楽しくプレーしてくれるチームメイトを募集中です。初心者でも大丈夫。たくさんの参加を待っています!

好きな気持ちが続ける原動力に。
SAGA2024全障スポ出場を目指し、一緒に楽しめる仲間を募集中!!

尾形俐音さん、田中先生

尾形 俐音さん

[バレーボール]

生まれつき聴覚に障がいがあった俐音さんが、バレーボールに出会ったのは小学生の時。近所でバレーボールをしている友達がいて、『私もしたいな』と思ったのがきっかけで、小学3年生からジュニアバレーチームに所属して練習するようになりました。小学6年生で進路について考えている時に聴覚障がいのある方で編成されるバレーボールチームがあることを知り、『これからも好きなバレーボールを続けたい』と体験会に申し込んだそうです。

バレーボールの魅力はどんなところですか。

「きついこともあるけど、サーブが決まった時は嬉しい」と、バレーボールの楽しさを語る俐音さん。今は、練習日が月に1回しかないことから「だんだん下手になってきている気がする」と不安気ながらも、「まずは試合で一勝したい!」と意欲的に練習に取り組んでいます。

バレーボールをしている様子1

ろう学校での講師経験や、学生時代のバレーボール経験を見込まれて、約1年前からチームを指導している田中先生に、俐音さんはどんな選手か聞いてみました。

田中先生

“負けたくない!”という気持ちを強く持っています。また、女子選手の中で、バレーボール経験者は俐音さんだけということで、皆を引っ張っていってくれる存在でもあります。女子選手がまだ1人だった頃から頑張ってくれていますが、いつも一生懸命で、練習にも熱心に取り組んでくれています。だからこそ勝たせてあげたいと思いますし、試合で一勝できたらいいなと思います。

田中先生にとって“支える”とは何かを伺いました。

田中先生

現在、監督をさせてもらっていますが、指導者としてまだまだ勉強中です。チームには、バレーボールを好きな方たちが集まってくれているので、“支える”というよりも“一緒に楽しむ”ことを大切にしています。

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練習を重ねるごとに、バレーボールが遊びではなくスポーツになり、選手がアスリートになっていくのを実感しているという田中先生。

田中先生

「特に試合は、貴重な実践経験です。男子は先日試合があったのですが、試合後に『悔しい!』とギラギラして練習に取り組むようになりました。今後、女子も様々な経験を通して成長していくことを期待しています」。

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実は、チームはまだメンバー不足で、発足以来、試合に出る機会に恵まれませんでした。

「最初は女の子1人で寂しかったけど、少しずつメンバーが増えてきて嬉しいです。あと2人で公式戦に出られるようになるので、もっと仲間が増えたら嬉しいです。指導してくれる先生たちがおもしろくて説明が分かりやすいので、バレーボール初心者でも大丈夫です。一緒にバレーボールができるのを楽しみにしています」と俐音さん。目標であるSAGA2024全障スポ出場に向けて、積極的に部員募集を呼びかけています。

バレーボールをしている様子2

バレーボールをしている様子3

「見る」から「する」へ
スポーツの楽しさを教えてくれたフライングディスク

江頭 礼奈さん

江頭 礼奈さん

[フライングディスク]

プラスチック製のディスクを投げて競うフライングディスク。競技には、投球の正確さを競う『アキュラシー』と、投げた距離を競う『ディスタンス』の2種目があり、さまざまな障がい区分の選手が一緒にプレーできるのも大きな特徴です。

礼奈さんは、二分脊椎という病気で水頭症もあったことから足に麻痺があります。障がいがあるのでスポーツをする機会はないだろうと思っていたそうですが、特別支援学校に通うようになってからは、体育の授業にも参加することが増えたそうです。

礼奈さん

中学校までは体育の授業は見学することが多かったのですが、実際に参加するようになって、スポーツをするのはとても楽しいと感じました。

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学校からの勧めで車いすテニスや陸上競技に取り組むようになり、パラスポーツの存在を知ったという礼奈さん。さまざまな競技の体験教室に参加してパラスポーツに触れる機会が増えた中で、5年ほど前に出会ったのがフライングディスクでした。

フライングディスクの魅力を教えてください。

礼奈さん

アキュラシーでは、的にディスクを入れることができた時が嬉しいです。風とか、少しの変化でも影響を受けますが、それを考えながら投げるのが楽しいです。

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最初の頃はなかなか上手に投げることができなかったそうですが、指導を受けながら練習を続け、今では安定したフォームでディスクを投げることができるようになったといいます。

礼奈さんに、投げる時に気をつけているポイントを聞いてみました。

礼奈さん

ディスクを平行に投げることです。斜めになっていると風の抵抗を受けやすくなるので気をつけています。また、同じフォームで投げ続けることも心がけています。

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試合や練習の他、近所の公園などで自主練習をする際も、お母さんがサポートをしているそうです。

お母さん

いつも礼奈のほうから「練習したいから付き合って」と声をかけてきます。車で走っている時に芝生の広い公園などを見かけると、「ここで練習できたらいいね」とか言うこともあり、フライングディスクのことを意識しているんだなと感じます。

お母さんに、サポートする時に心がけていることを聞いてみました。

お母さん

ペースが乱れるといけないので、基本的には声をかけたりアドバイスすることはありませんが、試合の時などは、緊張が和らぐように話をしたり、いつも通りプレーできるように見守っています。

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練習でも試合でも、いつも一緒にいてくれるお母さんの存在は「安心感がある」とはにかむ礼奈さん。家でも、練習を振り返ってフライングディスクの話をしているそうです。

礼奈さん、お母さん

礼奈さんに今後の目標を聞いてみました。

礼奈さん

投げるフォームをしっかり保って安定させるのが目標です。
ディスタンスでは、もっと遠くにディスクを飛ばせるようになりたいと思っています。SAGA2024全障スポは、地元開催でもあるので、出場することを目標にしています。

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礼奈さんがやりたいことを精一杯応援しているお母さん。「さまざまな経験を積むことで自立心を育んでほしい」と、フライングディスクを通して、礼奈さんのさらなる成長を見守っています。

フライングディスクをしている様子1

フライングディスクをしている様子2

サウンドテーブルテニス(STT)を通しての貴重な経験が自信に
『失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦したい!』

牧野愛菜さん、尾形先生、金丸監督

牧野 愛菜さん

[卓球(サウンドテーブルテニス(STT)]

視力に障がいのある人たちに向けて考案された卓球競技・サウンドテーブルテニス(以下、STT)に取り組む牧野愛菜さん。 愛菜さんの体に異変が起こったのは、中学入学直後。白血病と診断され、その治療中に視神経に障がいが出て、だんだんと物が見えにくくなっていきました。その後、盲学校転校後に出会ったのがSTT。もともと卓球の経験があった愛菜さんは、すぐに競技にのめりこみました。

STTの魅力はどんなところですか。

プレーしている時は、STTのことだけに集中できて、嫌なことも悩みも忘れることができるので、自分の中でとても大切な時間です。日々の生活にもメリハリがつきましたし、様々な大会に参加することで、たくさんの人と出会うことができました。そういう意味でもSTTをしていて良かったと思います。こうしてSTTを楽しめているのは、家族ももちろんですが、金丸監督や尾形先生など、いろいろな人に支えてもらっているからです。ありがたいと思いますし、支えてもらっている分、練習や試合には全力で臨まなければと思います。

サウンドテーブルテニスをしている様子1

遠征の時は、身の周りのサポートもしている尾形広美先生に、愛菜さんはどんな選手か聞いてみました。

尾形先生

一言でいうと努力家。1分1秒を大切にし、限られた時間で貪欲に練習をしていくタイプです。コツコツ取り組むその姿勢は、STT以外の勉強や学校生活でも発揮されています。自分の障がいを受け入れながら、やるべきことにしっかり向き合う彼女の頑張る姿に、何度も『私も頑張らないと!』という気持ちになりました。

特に遠征では、いつも通りの力を発揮できるように、メンタル面でのサポートを心がけていたという尾形先生。愛菜さんをサポートし続けている尾形先生にとって、“支える”とは何かを伺いました。

尾形先生

支えているという感覚は全くなくて、逆にたくさんのものをもらっています。全国大会出場などもそうですが、愛菜さんが頑張ってくれたことで、私たちもいろいろな経験をさせてもらいました。愛菜さんの成長を日々間近で見られることをとても嬉しく思いますし、そこに携わらせてもらっていることに感謝しています。

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金丸哲也監督は、5年にわたって愛菜さんにSTTの指導をしてきました。

金丸監督

こう見えてもスタミナがかなりある選手で、きつい練習でも絶対に音を上げないんです。

本当に頑張り屋さんで、3年生になって受験勉強もある中でも『受験もSTTも頑張ります』と言ってくれたのがとても嬉しかったです。その決意が、とちぎ大会の結果に繋がったと思います。2024年のSAGA2024全障スポは地元の佐賀で開催されますので、愛菜さんに続いて後輩のみんなも活躍してくれることを期待しています。

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指導者2人が声を揃えるのが、愛菜さんのメンタル面での成長です。

「以前に比べると、すごく積極的になりました。STTを通して、たくさんの人に出会えたこと、さらには第22回全国障害者スポーツ大会の選手団出発式で選手代表あいさつを務めたり、出場報告会で他競技の選手を前にSTT実演の機会を与えてもらったり、人前に出る機会も多くありました。そういう一つひとつの出来事が彼女の自信になっていると思います。」

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STTの魅力は「幅広い年齢層の人が楽しめるところ」だという愛菜さん。
もっと多くの人にSTTというスポーツを知ってもらいたいと話す笑顔がとっても素敵で、スポーツとの出会いは愛菜さんの人生にも大きな力を与えています。

サウンドテーブルテニスをしている様子2

サウンドテーブルテニスをしている様子3

大好きなスポーツは、
仲間がいるともっともっと楽しくなる!

西山凜汰朗さん・岩吉夏生さん

西山 凜汰朗さん

岩吉 夏生さん

[フットソフトボール]

練習の合間や休憩時間には、いつも楽しそうに話をしている凜汰朗さんと夏生さん。佐賀県立うれしの特別支援学校に通う2人は、月1回行われているフットソフトボールの練習に仲良く通っています。

小さい頃からボールを蹴るのが大好きだった凜汰朗さんは、お父さんのすすめで体験教室に行ったのがきっかけでフットソフトボールを始めました。夏生さんは、凜汰朗さんに誘われたことがきっかけで競技を始めたそうです。

2人にフットソフトボールの魅力について聞いてみました。

凜汰朗さん

ボールを思いきり蹴るところです。今日もうまく蹴ることができて、楽しかったです。

夏生さん

ルールなどを覚えるのは難しいけれど、みんなで一緒に練習できるところが楽しくて好きです。

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『フットソフトボールは、守備と攻撃がしっかり分かれていて、打順も順番に回って必ず出番があるところが2人には合っていると感じています』という2人のお母さん達。チームの練習会への送迎等、サポートを続けているお母さん達にもお話を伺いました。

凜汰朗さん母

フットソフトボールを始めてからは、“明日は練習会だから早く寝るようにしよう”とか“練習会で動けるようにご飯もこの位にしておこう”等、規則正しい生活を心がけ、自分で考えて行動できるようになりました。また、大会の選手宣誓を行ったり、SAGA2024育成指定選手に選ばれたことは本人の大きな自信にもつながっていると思います。

夏生さん母

社会に出たときのことを考えると、学校とは違うコミュニティを持たせたくて、何か良いスポーツがないかなと思っていたところ、フットソフトボールの存在を知り体験教室に参加させました。指導者の先生方にもとても温かく受け入れてもらっていて、本人も練習が楽しいようなので、卒業後も続けていければと思っています。

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チーム練習会以外でも自主練習に取り組んでいるという2人。学校の休み時間にもボールを蹴る練習等しているそうです。

『みんなでボールを蹴ったりキャッチしたりすることがとにかく楽しい!』と、友だちにも声をかけて、仲間づくりにも意欲的です。SAGA2024に向けて、フットソフトボールの仲間の輪がどんどん広がっていきそうです。

フットソフトボールをしている様子1

フットソフトボールをしている様子2

毎日の生活に力をくれる水泳
『仲間』の存在がやる気に繋がる

長恵美子さん・山﨑富美子さん

長恵美子さん

山﨑富美子さん

[水泳]

指導コーチが同じという縁で親交を深めている長さんと山﨑さん。「障がいの区分や年齢は違うけれど、目標に向かって一緒に頑張る仲間がいることが嬉しい」と口を揃えるお二人にお話を伺いました。

水泳をはじめたきっかけを教えてください

長さん

34歳の時に体に力が入りづらくなり、検査入院をしたところ肢体型筋ジストロフィーと診断されました。“どうして私が…”と悩み苦しみましたが、主人とも話し合って、幼い娘たちのためにも諦めないことを決心しました。そんな中、リハビリ仲間に誘われたことがきっかけで水泳をはじめました。

山﨑さん

ウイルス性の病気で、生まれつき足が不自由なのですが、3年程前にダイエット目的でプールに通いはじめたのがきっかけです。その後、お誘いを受けて、本格的に競技としての水泳をはじめました。

水泳をしている様子

水泳の魅力はどんなところでしょうか

長さん

普段は車いす生活でも、水中であれば体が浮いて動くことができます。両足が動かなくても手の握力が弱くても進むことができるのが、水泳の魅力です。すぐに泳ぐことが大好きになり、水泳をはじめて4年後には全国障害者スポーツ大会出場を果たし、2大会で4個の金メダルを獲得することができました。それぐらい夢中になれるスポーツです。

山﨑さん

体への負担が少なく、障がいがある人でも気軽にはじめられるところが水泳の魅力です。多い時には週6回練習に通うほど夢中になっています。風邪もひきにくくなり、体調もよくなりました。私の様子を見て、子どもも水泳を習いはじめたので、さらに頑張らなくてはと思っています。

背泳ぎをしている様子

平泳ぎをしている様子

2年後の令和6年にはSAGA2024全障スポが開催されます。地元開催となる大会への意気込みを含め今後の目標を教えてください。

長さん

私は進行性の病気なので、できないことが増えていく中で大会に向けて体調を整えていくことの大変さはありますが、何よりも、泳ぐことは生活の中の力になっています。家の中でじっとしていたら、精神的に落ち込むことも多いと思いますが、外に出て皆と会うことで「頑張ろう」という気持ちが生まれます。今春、久しぶりに大会に出ることができたので、地元開催ということで楽しみにしているSAGA2024全障スポへの出場も目指してみたいと思っています。

山﨑さん

自由形と平泳ぎの25mで市民大会に出場しましたが、50mでエントリーできるように頑張っているところです。地元開催のSAGA2024全障スポ出場も目指しています。とは言っても、無理はしないように、大好きな水泳をいつまでも楽しみたいと思っています。

これから水泳をはじめたいと思っている人へメッセージをお願いします

長さん

完璧でなくても、未熟で自分流であっても“やる気”があれば大丈夫です。1週間、1ヶ月、1年と続ける中で、きっと変化が起こってくるはずですから。楽しむことを大事に、まずはチャレンジしてはいかがでしょうか。

山﨑さん

スポーツができないと思っている方でも、水泳なら大丈夫。体への負担が少なく、障がいがあってもはじめやすいスポーツだと思います。年齢や体形に関係なくまずは気軽な気持ちでプールに足を運んでもらえればと思います。

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前向きな言葉と明るく元気な笑顔が印象的なお二人。「水の中では体が軽くなって、思うように動けるのが楽しい」と、水泳を満喫されていました。頻繁には会えないという二人ですが、SNSで近況報告や情報交換を行って、交流を深めているそうです。『水泳』を通して励まし支え合っている、二人の絆を見ることができました。

できない理由を見つけるのではなく
できることを見つけてはじめましょう!

石丸 登広さん インタビュー写真

石丸 登広さん

[卓球]

もともと中学校時代に部活動で卓球をしていたという石丸さん。その後、25年間全くしていなかった卓球を再びはじめたのは、体調を崩して入院した時に参加したレクリエーションがきっかけでした。その後、デイケアの卓球部に入り、地元のサークルにも参加して、卓球生活を楽しんでいます。

プレーにはそのままの実力が出るので、出来なかったことが出来るようになった時には成長を実感できてとても嬉しいといいます。

上半身・下半身の筋トレ、体幹トレーニング、ストレッチなど、日々のトレーニングを積み重ねている石丸さん。卓球を再開して、2年間で体重はマイナス16㎏、体脂肪は10%になったというから驚きです。

「卓球は見た目以上にハードなスポーツなので、実はダイエットにもおすすめです。また、簡単にはじめられて、皆が笑顔になれるスポーツでもあります」という言葉通り、初対面の人と話すのが苦手だったという石丸さんですが、卓球という共通の話題で誰とでも気軽に話ができるようになったとのこと。

「精神障がいの卓球はまだまだ普及していないので、今後大きく広がることを望んでいます。そのパイオニアの一人になれるように頑張ります」と、胸に秘めた熱い決意を語ってくれました。

卓球をやっている様子

卓球をやっている様子

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

世の中にはできることより、できないことの方が圧倒的にたくさんあり、できないことやできない理由は見つけるのは簡単です。でも、自分にできることを見つけて、はじめることで、きっと何かが大きく変わると思います。

障がいの壁を取り払ってくれるスポーツ
〝障がい者〟から〝一緒にプレーをする仲間〟へ

桶口 智弘さん インタビュー写真

桶口 智弘さん

[サッカー][バレー]

桶口さんがサッカーをはじめたのは、小さい頃。近所の人との付き合いがきっかけだったそうです。小学4年生からはサッカークラブ、社会人になってからはフットサルチームに所属し、サッカー・フットサル歴は30年以上になります。

生まれつき聴覚障がいのある桶口さんですが、スポーツがその障がいの壁を取り払ってくれるといいます。「一旦プレーがはじまると、みんなの見る目が変わります。一緒にプレーすることで、〝障がい者〟から〝一緒にプレーをする仲間〟になり、距離感がぐっと近くなるのを感じます」。

デフサッカーの日本代表選手として活躍していた桶口さん。「ひとつの目標に向かってみんなで考えを共有し、協力し合うところが魅力です」と、その魅力を語ってくれました。なかなか思い通りにはいかないが、だからこそゴールが決まった時、思い通りのプレーができた時の喜びはひとしおのこと。

聴覚に障がいがあるため、もともと話すことが苦手だったという桶口さんですが、サッカー・フットサルは大きな変化をもたらしてくれたといいます。「フィールドの中では、意思を伝えるためにも声かけがとても大切です。もともとは話すことが苦手でしたが、実際のプレーを通して声の出し方を学べました」。

チーム練習に加え、筋トレや走り込み、ケアなど、日々トレーニングを行なっている桶口さん。「おじいちゃんになっても、サッカー、フットサルを続けていきたいと思っています」と、イキイキとした瞳で、生涯現役宣言をしてくれました。

サッカーをしている様子

サッカーをしている様子

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

最初からムリと決めないで、失敗してもいいので、チャレンジしてほしいと思います。失敗を経験して学ぶことで、先に進めるはずです。あれこれ悩んで立ち止まっているより『どうやったら楽しめるか』という視点が大切だと思います。

『目は見えなくても、夢は見える』
目標(夢)は人生を心豊かにしてくれる

栁川 春己さん インタビュー写真

栁川 春己さん

[グランドソフトボール][サウンドテーブルテニス(STT)][陸上][フライングディスク]

栁川さんは、1996年にアトランタで開催されたパラリンピックの男子マラソンで金メダルに輝いたレジェンド的存在です。

盲学校時代から、柔道や野球などのスポーツをしていた栁川さんが、マラソンをはじめたのは33歳の時。友人の誘いで、盲人チャレンジマラソンに参加したのがきっかけでした。走る楽しさを覚え、翌年にはホノルルマラソンを完走。アトランタパラリンピックでは金メダルを獲得しました。

65歳になった今でも、グランドソフトボール、サウンドテーブルテニス(STT)、陸上、フライングディスク、ブラインドテニスといった多種多様なスポーツの練習に励んでいます。ブラインドマラソン出場も控えていて、ジョギングやウォーキングなど、日々のトレーニングにも余念がありません。

長年、スポーツに取り組み続けている理由をたずねてみました。

「自分が知らない世界に興味があるので、スポーツをすることによっていろいろな人と出会い、仲間が広がっていくのがとても嬉しいんです。私は目が見えないので、スポーツをするためには、伴走などをしてくれる協力者(ボランティア)がなくてはならない存在です。でも有難いことに、夢に向かって頑張ればみんなが応援してくれるんですよ。人とのつながりに感謝して、これからも日々の努力を重ねていきたいと思っています」。

スポーツをしている様子

スポーツをしている様子

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

目が見えないから…と諦めないでください。支えてくれ、応援してくれる人は必ずいます。

『目は見えなくても、夢は見える』私がよく言う言葉ですが、目標(夢)を持つことで、心豊かで幸せな人生を送ることができるはずです。ぜひ、一歩を踏み出してください。

挑戦する気持ちを大切に
旺盛なチャレンジ精神で広がる活躍のフィールド

山口 翔太郎さん インタビュー写真

山口 翔太郎さん

[サッカー][フットソフトボール][バスケットボール]

サガン鳥栖の試合観戦に足を運ぶなど、もともとサッカーが好きだったという山口さんですが、自分でもサッカーをはじめたのは体力づくりのためでした。

山口さんのポジションは、ディフェンスの要でもあるセンターバッグ。「ポジション上あまり機会はありませんが、シュートをうつのが好きです。センターバックは、ラインを見ながら攻守を切り替える判断力がいるので、ゲームの中で自分の役割をしっかり果たしていけるように頑張りたいと思っています」と意欲的に取り組んでいます。また、正確なパスを出せるように技術面を磨くため、練習日以外でも近所の先輩と一緒に自主練に励んでいるという努力家です。

サッカーの他にも、フットソフトボール、バスケットボールの練習にも参加しているという山口さん。加えて、バレーボールにもチャレンジしたいということで、そのチャレンジ精神で活躍のフィールドを広げています。

SAGA2024全障スポでは、サッカーまたはバスケットボールのどちらで出場するかは決まっていないということですが、「どんな相手でも、挑戦する気持ちを大切に、まずは一勝を目指していきたいです」と意気込みを語ってくれました。

バスケットボールをしている様子

サッカーをしている様子

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

仲間と一緒に励まし合いながらするスポーツは本当に楽しいですし、体力づくりにもおすすめです。ぜひ一緒にスポーツを楽しみましょう!

未経験からはじめたバレーボール
一緒に喜び合える仲間ができました

宮園 莉子さんインタビュー写真

宮園 莉子さん

[バレーボール]

友人に誘われたのをきっかけに、2年前にバレーボールをはじめたという莉子さん。バレーボール部に所属している妹さんと遊びでしたことがあるくらいで、未経験からのスタートでした。最初は練習も1時間くらいでついていけなくなっていたそうですが、今では体力もつき、楽しく練習に参加しているといいます。

「サーブなどが決まった時に、自分が嬉しいのはもちろんですが、チームのみんなも一緒になって喜んでくれるのがもっと嬉しいです」と、バレーボールの好きなところを笑顔で語ってくれた莉子さん。バレーボールをするようになって、他の学校の友達ができたり、家でも妹さんとスポーツの話をよくするようになったり、生活の面でも変化があったといいます。また、もともと運動に苦手意識があったそうですが、バレーボールをはじめたことで『やったことがないことでも、まずは挑戦してみよう』という気持ちが芽生えるなど、大きな変化もありました。コロナで練習が休みになった時には、Youtubeを見ながらストレッチを行ったり、自分でできるトレーニングにも取り組んでいるそうです。そんな莉子さんの憧れの選手はJTマーヴェラス所属の小畠真子選手。どんなボールでも取りにいく姿勢に憧れていて、生で見た小幡選手の試合はとてもいい刺激になったそうです。

SAGA2024全障スポの育成指定選手になっている莉子さん。「チーム全員で協力、団結してプレーしていきたいと思っています。楽しくプレーできれば嬉しいです」と意気込みを語ってくれました。

バレーをしている様子

バレーをしている様子

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

私たちと一緒にバレーボールをしませんか?一緒にプレーできる仲間が増えると嬉しいです。バレーボールはとても楽しいスポーツなので、ぜひ一緒に頑張りましょう。

18年ぶりに再開したスポーツが
世界を変えてくれました

中島正太郎さんの写真

中島 正太郎さん

[陸上] [グランドソフトボール]

もともと野球をしていて、体を動かすのが好きだったという中島さん。海上自衛隊にいた19歳の時に病気が発覚しました。視力が失われていく進行性の眼の病でした。

その後、しばらくの間スポーツから遠ざかっていた中島さんでしたが、障がい者が取り組むグランドソフトボールという競技があるということを知り、再びスポーツをはじめました。37歳の時でした。また、グランドソフトボール以外に、陸上にも取り組むようになり、現在は、100メートル、200メートルの短距離走の選手としても活躍されています。

「18年ぶりにスポーツをするようになって世界が変わりました」という中島さん。今は、体づくりのために毎日トレーニングを行っていて、自宅で1日1時間は筋トレに励んでいるそうです。

陸上は、具体的に立てた目標を達成するために自分にチャレンジをしていくところ、グランドソフトホールは、仲間と一緒に考えながら頑張れるチームプレーができるところに魅力を感じると言います。

「出場するからには1番を狙っていきたいです。また、チームとしても良い記録を残せるように、充実感を得られるように頑張っていきたいと思います」とSAGA2024全障スポへ向けた意気込みを語ってくれました。

ストレッチ

ランニング

スポーツに挑戦したいと思っているあなたへ

障がいがあることでスポーツをはじめる一歩が踏み出せない…という人もいるかもしれませんが、その一歩で世界が変わります。私もスポーツをはじめたことで、生活にメリハリが生まれ、世界が変わりました。たくさんの仲間もいますし、困ったことがあっても様々なサポートやアドバイスで乗り越えることができるはずです。一緒にスポーツを楽しみましょう!

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