競走種目、跳躍種目、投てき種目があります。
競走種目
50m、100m、200m、400m、
800m、1500m、スラローム、
4×100mリレー
跳躍種目
走高跳、立幅跳、走幅跳
投てき種目
砲丸投、ソフトボール投、
ジャベリックスロー、ビーンバッグ投
全国障がい者スポーツ大会ならではの種目
ジャベリックスロー
長さ約70cm重さ300gの「ターボジャブ」を投げてその距離を競う競技です。
やり投げの練習としても使用されるターボジャブ
ビーンバッグ投げ車いすの選手が参加する種目です。
重さ150g、1cm四方の袋を投げて、その距離を競う競技です。足に乗せてけり出すなど、投げ方は自由。
袋の中身は大豆等が入っています!
スラローム車いすの選手が参加する種目です。
赤と白の旗門が置かれたコースを車いすを操って前進、後進しながら通過し、そのタイムを競う競技です。
コースは30m!旗門の間隔は2m!旗門を倒すと1本につき5秒のタイムが加算されます!
◆自由形 ◆背泳ぎ ◆平泳ぎ ◆バタフライの各種目があり、それぞれ25mと50mの種目が行われ、リレー種目もあります。
タッピング
「タッピング棒」で選手の体に触れ、壁の位置を伝えることで、視覚障がい選手が壁にぶつかってケガをすることを防ぎます。
先端に柔らかい素材を付けた「タッピング棒」
安全に泳ぐための
様々な工夫
水中からのスタートOK
「飛び込みスタート」または「水中スタート」が選択できます。
浮具の使用OK
身体に障がいがあり、一人で浮くことができない選手は、浮具を使用して泳ぐことができます。
弓の種類により部門が異なり、「リカーブ部門」と「コンパウンド部門」があります。
それぞれ、50mと30m先の標的を1ラウンドずつ射て得点を競う「50m・30mラウンド」と、30m先の標的を2ラウンド射て得点を競う「30mダブルラウンド」が行われています。
リカーブ部門
オリンピックでも使われる弓を使います。
弓を引くのに力が要ります。
コンパウンド部門
上下に滑車がついた弓を使います。
弓を引くのにリカーブボウほど力が要りません。
投球の正確さを競う「アキュラシー(ディスリート・ファイブ、ディスリート・セブン)」と、投げた距離を競う「ディスタンス」の2種目があります。
アキュラシー
5mまたは7m離れた円形の的に向かって10回投げ、的を通過した回数を競います。
ディスタンス
ディスクを投げ、飛距離を競います。
風にのって60m以上飛ぶことも!
選手の個性に
合わせて競技が
行われます!
視覚障がい者は音を頼りに投げたり、聴覚障がい者には書いて伝えたり、と同じように競える工夫がなされています。
知的
最良のコースを
見極め、
狙えストライク!
個人戦は、男女別、年齢区分別で行われ、4ゲームの合計スコアで順位を競います。
競技方法はデュアルレーン(アメリカン)方式です。
デュアルレーン(アメリカン)方式とは?
2つのレーンを1フレームごとに交互に投球する方式です。
レーンの両脇の溝にボールが落ちると0点です。
ファウルラインを越えたり、踏んだりするとピンを何本倒しても点数になりません。
一般の卓球と視覚障がい選手が出場するサウンドテーブルテニス(STT)の2種類があります。
卓球身体知的精神
一般的なルールに準じて行われますが、車いす使用者のサービス時など、障がいに応じた特殊ルールもあります。
サウンドテーブルテニス(STT)視覚
サウンドテーブルテニス(STT)は、視覚障がい者のために考えられた卓球です。アイマスクまたはアイシェードを装着し、ボールの音を頼りにプレーします。
ボールの転がる音を頼りにプレーするので会場は静寂の中、緊張感が漂います。
サウンドテーブルテニス(STT)のルール
アイマスクまたはアイシェードを着けてプレー
視力による有利不利をなくすためにアイマスクまたはアイシェードを着けてプレーします。選手は、台の中央にある突起物で自分の位置を確認し、ネットの下を通してボールを転がしプレーします。
ラケット&ボール
ラバーが貼られていないラケットで、金属の球が入った専用のボールを打ちます。
卓球台
エンドラインとサイドライン後半部にはフレームがあります。エンドラインのフレームにボールが触れる前に打たなくてはいけません。継ぎ目のない、専用の台を使用します。
ネット
台とネットの間は4.2cmあいており、球を転がして打ちあいます。
重度の脳性まひ者や四肢まひ者のために考えられたスポーツです。
ジャックボールと呼ばれる白い目標球に、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競います。
シンプルながら、技術・戦略は奥深い競技です。
いろいろな投げ方でOK!
ボールは、上から投げても、下から投げても、足で蹴ってもOK!投げることが難しい選手は、投球補助具(ランプ)を使って、投球することができます。また、ボールの投球や車いすの操作が難しい選手には、競技アシスタントのサポートを受けることができます。
投球補助具(ランプ)
ボールを投げることができない選手が使用します。高さや向きの変更は選手の指示によりアシスタントが行います。高さを調節して、ボールのスピードを速くするなど、バリエーションのある投球ができます。
試合の流れ
解説!
右の図では、青の方が赤よりも3つジャックボールに近いため、青に3点はいります。
全国障がい者
スポーツ大会の
特別ルール
全国障がい者スポーツ大会では、「立位」と「座位」の選手2人1組で、男女の区別なく構成されます。
身体
男女混合
5人制
巧みな
チェアワークで
シュートを決める!
競技用の車いすを使って行うバスケットボール。
コートの広さ、リングの高さ、使用するボールは一般のバスケットボールと同じです。
競技用車いすの特徴
ターンがしやすいようにタイヤ(ピンク色の部分)がハの字になっている
車体の強度を上げたり、足の保護をするためにバンパー(青色の部分)がある
ブレーキがない
各選手には持ち点があります!
(0.5点きざみ)
障がいの程度に応じて選手1人ずつに1.0~4.5点の持ち点が決められています。
コート内の1チーム5名の選手の合計点が14点以内になるように編成されます。
最小1.0点
(障がいの程度が重い)
最大4.5点
(障がいの程度が軽い)
独自の
ルールもあります。
ダブルドリブルがありません。
選手がボールをもって車いすを連続3回以上手で“漕ぐ”とトラベリング(反則)となります。
視覚
男女混合
10人制
感覚を研ぎ澄ませ
音を頼りに
全力プレー!
視覚障がい者のために考えられた球技で、ソフトボールのルールに準じて行います。
ボールの転がる音や、キャッチャーやコーチャーの手をたたく音を頼りに試合が行われます。
バッターは、転がってくるボールの音を頼りにバットで打ちます。
守備で全盲の選手がキャッチするとアウトになります。
ボールはハンドボールと同じボールを使用します。
マウンドの半径1.5mの円内に送球されると、試合停止(ボールデッド)となります。
ピッチャーは全盲の選手で、キャッチャーの手を叩く音を頼りに転がして投げます。
選手同士がぶつかってケガをしないよう、走塁べースと守備ベースの2つに分かれています。
全盲の選手は、
両袖に色のついた腕章、
アイシェードを着用しています。
全盲の選手が4人以上出場しなければなりません。
ピッチャーは必ず全盲の選手が務めます。
知的
男女混合
9人制
思いっきりキック、
しっかりキャッチ!
ソフトボールと同じルールです。
投手は股下からボールを転がし、打者はボールを蹴って出塁します。
盗塁や四球はありません。
停止球ルール
ボールインプレイであっても投手が野手からの返球をピッチャーズサークル内で保持した時点で試合が停止し、塁間にいた走者は元の塁に戻ります。
聴覚
知的
精神
聴覚・知的=男女別
精神=男女混合
6人制
6人でつなぐ
チームプレー
聴覚障がい部門、知的障がい部門、精神障がい部門があります。
1セット25点のラリーポイント制で、2セット先取したチームが勝ちです。ルールは一般のバレーボールとほぼ同じですが、ネットの高さやボールは障がい別・男女別で一部ちがいます。
聴覚 | 知的 | 精神 |
---|---|---|
男女別 | 男女混合 | |
6人制 | ||
一般と同じボール | ソフトバレーボール |
※男女混合は、女性選手が常時1名以上出場していなければなりません。
知的
男女別
5人制
ブザービート!
最後の1秒まで
シュートを狙え!
コートの広さ、リングの高さ、使用するボールなど、一般のバスケットボールと同じルールです。
知的
男女混合
9人制
「プレイボール!」
打ってつなげ、
走って守れ
イニングや時間の制限を設けて(通常5回、60分まで)プレーします。塁間距離と投球距離は女子の規格と同じです。
振り逃げ、スクイズ、パスボール、盗塁はできません。
知的
男女混合
11人制
キックオフ! 仲間と
一緒にフィールドを
駆け抜けろ!!
フィールドの広さ、ゴール、ボールなどは一般のサッカーと同じです。選手交代は試合の中で5人以下です。